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(土)
SPECIAL TALK「京都のクラブカルチャー黎明期とMETRO」 Vol.2:SOUND : IMPOSSIBLE, groovisions
出演:
田中知之 (SOUND : IMPOSSIBLE / FPM)
伊藤弘(groovisions)
林薫(METROプロデューサー)
司会:
佐藤守弘(同志社大学文学部教授)
主催:CLUB METRO
企画:CLUB METRO、UNGLOBAL STUDIO KYOTO
2020年に30周年を迎えたMETROでは、現在METROで撮影された写真を収集するなどのアーカイヴ事業を行っている。その一環として、黎明期から京都のクラブカルチャーに深く関わってきたゲストを迎え、当事者の証言を聞くスペシャルトークイベント「京都のクラブカルチャー黎明期とMETRO」を開催している。第2回となる今回のスピーカーは、今や日本のトップDJに君臨する田中知之(SOUND : IMPOSSIBLE / FPM)、日本を代表するデザイナー集団 groovisions総帥の伊藤弘(groovisions)、METROプロデューサーの林薫。司会は視覚文化研究を専門とし、音楽文化に造詣が深い佐藤守弘 (同志社大学文学部教授)。
※オンライン配信はありません。
主催:METRO
ARTIST INFO
田中知之 (FPM)
音楽プロデューサー/選曲家として国内外で活躍。
FPM名義で8枚のオリジナルアルバムをリリース。多数のアーティストの楽曲プロデュースや、布袋寅泰、東京スカパラダイスオーケストラ、UNICORN、サカナクションなど100曲以上のRemixも手掛け、TVCM音楽、全米映画や海外ドラマ、演劇作品への楽曲提供も多数。
DJとしては、国内の有名フェスは元より、米国のコーチェラ・フェスティバルなど海外の有名フェスへの出演経験も多数。
各種商業施設やエンタテインメント・コンテンツの音楽~音響ディレクションも手掛け、東京2020オリンピック開閉会式、パラリンピック開会式では音楽監督を務めた。2022年より洗足学園音楽大学”音楽・音響デザインコース”の客員教授に就任。
伊藤弘(groovisions)
アートディレクター。デザイン・スタジオ『groovisions』代表。1993年、京都で『groovisions』設立。グラフィックやモーショングラフィックを中心に、音楽、出版、プロダクト、インテリア、ファッション、ウェブなど多様な領域で活動する。 www.groovisions.com
佐藤守弘(同志社大学文学部美学芸術学科教授、視覚文化&メディア研究者)
1966年京都生。同志社大学文学部美学芸術学科教授。視覚文化&メディア研究専攻。博士(芸術学)。写真を中心とした視覚文化を、主として近現代の日本をフィールドとして研究。著書に『トポグラフィの日本近代——江戸泥絵・横浜写真・芸術写真』(2011)など。またサブカルチャーやポップ・カルチャーの研究にも興味を持ち、ウェブマガジン『AMeeT』に「ポピュラー・カルチャーとアーカイヴ——期待と困難(巨大な書庫で迷子になって)」(2018)、「EVERYONE HAS THEIR PRICE――シチュアシオニストからパンク/ポストパンクへ」(2021)、「パンクの視覚文化」(2021)、「ルーディたちのスタイルとデザイン——2トーンと視覚文化」(2022)を執筆。Club METRO Archive Project Executive Committeeメンバーで、展覧会『SPECTER』(Club METRO 2022)にはアドヴァイザーとして参加。
About METRO
京都に1990年にオープンし今年30年目を迎え、のべ150万人以上を動員した日本で最も長い歴史を誇る老舗クラ ブ。クラブカルチャーのほぼ黎明期より、こだわりを持った独自のブッキングで、音楽を中心に映像、アート、 ペインティングなど様々なカルチャーを発信し、世界に進出した京都発の多くの有名アーティストを輩出。大沢伸一、 田中知之 、KYOTO JAZZ MASSIVE、くるり、つじあやの、JUJU、ブリリアントグリーン、日本初のVJ と言われるデザインユニットGROOVISIONSなど、数多くのアーティストが活動初期に出演し、全国的にクラブカルチャー/ポップカルチャーを代表する存在へとなっています。また世界的パフォーマンスグループであるダムタイプのメンバーとシモーヌ深雪らによりオープン当初より30年間にわたり続いているパーティー「ダイヤモ ンドナイト」は2018年10月に東京六本木の森美術館にて展覧会で紹介された。 更に、キャパシティ僅か300人でありながら、ダフトパンクやエイフェックスツイン、スクエアプッシャー、ジェームス・ブレイク、バトルズ、リッチー・ホーティン、ジェフ・ミルズ、サンダーキャットら世界中の数々の著名アーティストが出演、”名誉顧問”アート・リンゼイら来日の度に公演に訪れるアーティストも多く、2015年にオーストラリアのwebメ ディア[inthemix]にて”14 of the weirdest places you can go clubbing”世界のイケてるクラブ14選)にも選出されるなど、海外でもその名は知れ渡っている。 また、クラブでありながらライブイベントも精力的に開催し、あ らゆる音楽のジャンルをカバーしているが、夕方の時間帯には音楽以外にもアート、映画、文学、演劇など様々 な表現を取り上げた「メトロ大學」というクラブ版カルチャースクールを開催したり、京都市が主催する国際的 なアートフェスとも連携するなど、様々なカルチャーを放ち、様々なアーティストの交流の場としての役割を果たしてきた。