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04
(土)
地底の響き
出演:
足立智美
中川裕貴
百瀬俊
京都からベルリンへと拠点を移し活動中のサウンドアーティスト「百瀬俊」によるプロデュース企画『地底の響き』が一時帰国中の2月4日に開催、初回から素晴らしいラインナップです!
まずは国際的に活躍するヴォイスパフォーマー/作曲家/音響詩人/楽器製作者/視覚芸術家など幅広い領域を横断し、昨年の国際芸術祭「あいち2022」での鮮烈な展示やパフォーマンスも大きな話題を呼んだ「足立智美」が来京!さらにはチェロ奏者にして、音楽以外の表現とも多彩にコラボレートし、近年ではインスタレーション作品製作にも取り組むなど唯一無二なアーティストである「中川裕貴」、そして今回の主催にしてメトロより海外へ羽ばたいた「百瀬俊」によるパフォーマンスが"アンダーグラウンドのメッカ"METROの地の底から鳴り響きます。
ARTIST INFO
足立智美 Adachi Tomomi
パフォーマー/作曲家、音響詩人、楽器製作者、視覚芸術家。その多彩なスタイルで知られ、自身の声とエレクトロニクスによる作品、音響詩、即興演奏、現代音楽作品の上演から、サイト・スペシフィックな作曲、器楽作品、技術を持たない人々のための合唱曲などを、テート・モダン、ハンブルガー・バーンホフ美術館、ポンピドゥー・センター、ベルリン・ポエジー・フェスティヴァルなど世界各地で発表している。その作品には自作のインターフェイスから、人工知能、脳波、人工衛星、ツイッター、骨折、超常現象までもが用いられる。2012年DAADベルリン芸術家プログラムによりベルリンに招聘。アルス・エレクトロニカより Award of Distinction を2019年に受賞。世界初の人工知能によるリブレットを用いたオペラ《ロミオがジュリエット》で文化庁芸術祭賞大賞及び佐治敬三賞受賞。国際芸術祭「あいち2022」展示部門、パフォーマンス部門に参加
photo credit
Guillaume Kerhervé/ Maison de la Poésie de Nantes
中川裕貴|Yuki Nakagawa
1986年生まれ、三重/京都在住。作曲、演奏、演出を主にチェロを使用して行う。 チェロを演奏し広い意味での「声」をその楽器から引き出すこと、またチェロに物理的に打撃を与える打楽器的演奏や自作の弓を使用した特殊奏法など駆使し、それらの音から時間の上に様々な状況を創り出す。 音楽以外の表現形式との交流も長く、様々なアーティストのサポートや音楽提供、共同パフォーマンスも継続して行っている。また近年では、ライブ/コンサート活動と並行して、自身がかつて使用し破損したチェロが、改造を施され自動で演奏を行うインスタレーション作品製作にも取り組む。
近年の活動として、「ここでひくことについて(2019)」@京都芸術センター、「アウト、セーフ、フレーム(2020)」@ロームシアター京都サウスホール(ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム“KIPPU”)。サウンドインスタレーション(展示)+パフォーマンス作品として「Autoplay and Autopsy(2021)」@UrBANGUILDなどがある。また2021年よりKoshiro Hinoとのユニット「KAKUHAN」での活動もスタートしている。
Shun Momose
モモセシュンは、ベルリンを拠点に活動する日本人演奏家、サウンドアーティスト、パフォーマーである。彼のアプローチは、楽器の改造やオーディオシステムの技術的ハックによって可能になる倍音、フィードバックに重点を置いて構成される。室内空間の音響をも作曲要素としてとりいれながらも演劇の背景を持つ彼は、綿密に音を聴く行為や沈黙を以て演者と観客の関係を意識的に探求した即興音楽のパフォーマンスを展開している。