Mr. ディラックことオオハシアキラにより、90年代中盤に初期"サイケアウツ"を結成。TV、ヴィデオ・ゲームなどのあらゆる粒子化された情報とアーメン・ビートを、大胆かつ緻密なプログラミングスキルで新たなダンスミュージックとして提示。PE並のハチャメチャなライヴ・パフォーマンスとミックスし、90 年代後半のアンダーグランドを一世風靡し、FUJI ROCK FESTIVALでのパフォーマンスは今もなお語り継がれる事になる。00年前後で突如地下に潜るが、2004年"サイケアウツ・ゴースト"として蘇り、"Vikalpa/分別"をROMZよりリリース。以前までの派手なサンプリングは影を潜めるが、その細部に込められたメッセージは今だ健在。日本においていち早くダブステップ、グライムを取り入れ、得意の畸形アーメン・ビートと併せた作風はまさにオリジナルで、ドイツのレーベル"Suburban Trash"からの熱いラブコールを受け、後にアナログ2枚組みでライセンス・リリースされる。2005 年には、2ndアルバム"SIMSTIM/擬験"をリリース。前作を上回る最高の強度を持ったワル音楽に昇華させる。2006年には日本のダブステップ・アーティストの代表GOTH-TRADと、ROMZ/POPGROUPのスプリット盤12inch"BEAT ADDITIVES VS MADRAVE"をリリース。エイドリアン・シャーウッド、ミート・ビート・マニフェスト、メルツバウ、ザ・バグ、DJジンク、レヴェル・ファミリア…など、国内外の実力派アーティストと共にイヴェント・ブッキングされ続け、ドッカリかつガッツリと必ずフロアをロックし、新旧問わず多くのリスナーを獲得し続けている。2009年には謎のレーベル"ZMOR"から過去の音源集をまとめた"Black List"、さらにはROMZからも久々となるオリジナル・フルアルバムをリリース。