<http://www.myspace.com/utakatarecords>
1954年、オランダ・アイントホーフェン市生まれ。フィリップスに勤める父親の仕事の関係で20歳までオランダ、グアテマラ、アルゼンチン、南アフリカ、フランスを転々とする。パリ第8大学で造形美術と映画を専攻。卒業後はSex Pistols、Joy Division、Butthole Surfers、ベネズエラの原住民を撮影した映像作品や、オランダ大手テレビ局の人気パンク番組「NEON-TV」を手掛け、映像作家・テレビ番組制作者として名を成す。1990年にはオランダでアンダーグラウンド・パフォーマンス/メディアアート集団「IBW(手頃な狂気のための協会)」を設立、ドイツの国際的美術展ドクメンタなどでパフォーマンス等を行う。また、500時間に及ぶ海賊ラジオ番組も制作。2000年、それまでの活動に一旦終止符を打ち、小説「La Lenta pero Incesante Degradacion de las Cumbias Lunaticas(狂気のクンビアの緩慢だが絶え間ない堕落)」の執筆にあたり音楽制作を開始し、電子クンビアを生み出す。同時にFesticumexという、音楽、ビジュアルアート、パフォーマンスなどを伴う架空のフェスティバルも創設。当初はネットでのみ開催されていたが、2003年にブエノスアイレスで実際に開催され、以後アルゼンチンでは伝説的なイベントとして知られている。2003年に1stアルバム「No Nos Dejamos Afeitar」を発表、楽曲La Cebollaがセニョール・ココナッツ・コンパイルの「Coconut FM」に収録され、ライナーノーツで「リー・ペリーとトン・ゼーがチャネリングしたようだ」と紹介される。2004年「Pero Peinamos Gratis」、2005年「Al Perdido Ganado」発表。2006年「Sin Pues Nada」をリリース、日本で注目を集める。バルセロナのSonar Festivalにも出演。2008年、5枚目のアルバム「Mi Tu」をリリース。2009年2月、コロンビアの国営ラジオから「アーティスト・オヴ・ザ・ウィーク」に選ばれる。また、南米で最も人気のあるサッカー番組「Futbol de Primera」でもディックの音楽が頻繁に使われている。最近はコロンビアでLos Reyes Magos(三人の王たち)という小さな映像・メディアアート集団を設立し、アート活動も再開。アフリカ音楽に関するアングラな短編映画をすでに制作し、現在はオランダの歴史上有名な海戦を題材にした映画を撮影している。2009年7月にutakata recordsより日本編集のベスト盤「クンビア・ルナティカ/エクスペリメンターレ」をリリース。オオルタイチによるリミックスも収録。
前売り¥1,800 inc.1drink フライヤー持参¥2,000 inc.1 drink 当日¥2,300 inc.1drink
前売はチケットぴあ(0570-02-9999/0570-02-9966、Pコード:112-783)
ローソンチケット(ローソンLoppi、Lコード:51324)にて7/3より発売
※前売発売場所:ぴあカウンター、セブンイレブン、サークルKサンクス、ローソン
※前売りメール予約→ticket@metro.ne.jpでも受け付けています。
前日までに、公演日、お名前と枚数を明記してメールして下さい。前売料金で入場頂けます。
う〜ん世界は広いッ!!そこに広がるのは頭の中がカユくなるような素敵な変態空間!
クラブシーンを浸食するデジタル・クンビアのゴッドファーザー「Dick El Demasiado」再臨!!イナタい南米の田舎音楽だったクンビアに誰も想像していなかったデジタル化で息を吹き込んだまさに奇才!2009年にはオオルタイチのリミックスを含むアルバムを引っ提げ来日、フジロックでも大暴れし「トン・ゼーとリー・ペリーがチャネリングしたようだ!!」と好事家達を狂喜させた事は記憶に新しい!!音楽界のあらゆるセオリーや常識を無視した前代未聞の発想で生みだされたその破天荒サウンドは珍妙かつ痛快!変態としか形容し様の無い脱力系トロピカル・サイケデリアが咲き乱れます!
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◎各界よりのコメント
「全非西洋民族共通無意識に抵触する魅惑の郷愁温度感に実はOorutaichi氏の変名かと思ってました。REMIXしてるとの事で納得。」
EYE (Boredoms)
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「行き過ぎた猟奇系人情といいましょうか・・ カテゴライズ無用の音楽でもって、その得体の知れない己の”性”を大宣言する男、DICK EL DEMASIADO。人生の汗と涙と笑いが怪しく倒錯。これは素晴らしく危険なCDなのです。」
オオルタイチ
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「南米コロンビア生まれの田舎音楽クンビア。今、全世界の貧乏人の恥骨とエクストリーム・ミュージック好きの琴線を激しく震わすこの貧者の2ビートは、謎の電波オジサンによって、妄想の大銀河へと解き放たれたのである。」
音楽評論家・松山晋也