灰野敬二(guitar, vocal, etc.)、ナスノミツル(bass)、一楽儀光(drums)により2009年結成。その音楽をあえて無理矢理形容して言語化するならば、「デルタ・ブルースと能楽を合体させてしまった、あり得ないブルース・バンド」と言えるだろう。最初のライブは2009年8月15日、名古屋・Tokuzo。その後リハーサルを重ねるごとにそのサウンドは大幅に変化して行き、唯一無二のグルーヴを獲得した。リアルなブルースはSEIJAKUにあると言っても過言ではない。
<http://fushitsusha.com/>
アヴァンギャルド/ノイズ・アーティスト、灰野敬二の歴史は、71年に日本初のインプロヴィゼーション・バンド「ロストアラーフ」を結成したことに始まる。その後、伝説的アルト・プレーヤー、阿部薫との「軍楽隊」や琴奏者・竹田賢一との「バイブレーション・ソサエティ」で活動。また、フリー・フォームのロック・バンド「不失者」(78年)、「滲有無」(90年)、歌謡曲/GS/童謡を独自にカヴァーした「哀秘謡」(98年)と、年代によって活動形態を変化させながら、自らの音楽を延々と探求し続けている。挑戦的で実験的な作品群は日本のみならず海外での評価も高く、アメリカ、カナダ、フランス、イギリス、ドイツなどからもリリースされ、世界的な評価も獲得。リリースしたレコードやCDは優に 100を超える。ソニックユースのサーストン・ムーアをはじめ、彼を信奉するミュージシャンは世界的にも数多い。主に扱う楽器はギター、ヴォーカル。ほかにも、ハーディーガーディーなど、民族楽器を含めた100種類にも及ぶ多種多様な楽器を演奏する。エフェクトを幾重にもかけたギター・サウンド、思いつくままに叩かれるパーカッション、躁鬱的なヴォイス・パフォーマンス……そのどれをとっても「アヴァンギャルドの極限」である。今までにデレク・ベイリーとのコラボレーション、ジョン・ゾーン+ビル・ラズウェルのペイン・キラーへの参加、95年三上寛、石塚俊明と「バサラ」、98年には「哀秘謡」を結成。04年、秋田昌美と「きくり」を結成。現在は、ソロ活動、吉田達也dsナスノミツルbとの「サンヘドリン」などのバンド、DJ BAKUとのセッション、その他前衛ダンサー/詩人/劇団の舞台音楽なども手がけており、実験的な野心をもったアーティストたちから多大な支持を得ている。
<http://www.myspace.com/nasunomitsuru>
<http://www.japanimprov.com/mnasuno/mnasunoj/profile.html>
ベーシスト・インプロヴァイザー。1990年代初頭に内橋和久・芳垣安洋とインプロトリオ 「アルタードステイツ」結成。大友良英"グラウンドゼロ" を経て、吉田達也率いるポリリズミックアンサンブルユニット 「是巨人」 、リズムの伸縮を自在に操る鬼才・今堀恒雄の 「ウンベルティポ」 に加入。さらには灰野敬二・吉田達也らと 「サンヘドリン」結成。2008年には自身のソロアルバ「Prequel」、「離場有浮」2作品を発表。2009年 HOTEIの「GUITARHYTHM V」tourに侵入。そのプレイ・スタイルの最も特徴的な瞬間は、即興演奏における柔軟でログレッシヴで、エフェクティヴなアプローチにある。それは攻撃的かつ繊細であり、紡ぎ出されるフレーズはスペースを自由に飛翔し、常に共演者と適切な距離を保ちながらも、時に複雑に絡み合い、限りなくその音楽を上昇させるエネルギーを発生させる。フェンダー・ベースの音圧と音価を駆使することによって、サウンドを瞬間的に、かつトータルに別次元へと展開させるパワーとテクニックは、ベーシストとして出色であり、その可能性は今も加速度的に進化中である。
<http://web.mac.com/dr.ichiraku/iWeb/doravideo/welcome.html>
959年山口市生まれ。今も山口市在住の彼は、90年代初頭には日本の音楽シーンとほとんど関係をもたぬままに独自の音楽を作り出すに至っていた。'93年以降、広瀬淳二、吉沢元治、ジョージ・ルイス等との共演をきっかけにその存在を広く知られるようになり、金大煥、内橋和久、大友良英、ジョン・ローズ等との共演を経て、'96年には韓国の崔善倍トリオのメンバーとして活動し韓国ツアー、日本ツアーを行う。彼の存在を決定的にしたのは、'97年に発表された想い出波止場のCD『VUOY』で、ここでは彼のパーカッションやエレクトロニクスがフィーチャーされている。その後もクリス・カトラー、ユージン・チャドボーン、ハンス・ライヒェル、マニ・ノイマイヤー、パスカル・コムラード、レオニード・ソイベルマン、GONG、ケヴィン・エアーズ、ジム・オルーク、灰野敬二、天鼓、猫ひろし等、数多くのアーティストとコラボレーションを展開。「想い出波止場」や内橋和久の「ファンタスマゴリア」のメンバーとして活躍する一方、HACOの「Happiness Proof」にも参加。津山篤、河端一とハードロック・バンド「西日本」、大友良英、Sachiko Mと「I.S.O」を結成。2001年には「Acid Mothers Temple」のドラマーとして3度のUK/USツアーに参加した。現在はドラムスによる映像コントロールシステム「ドラびでお」でも活発に活動しており、海外での活動も多い。
<http://www.myspace.com/theoshiripenpenz>
石井モタコ<vo>、中林キララ<g>、迎祐輔<dr>
関西から全国にその名を轟かす唯一無二の3ピース・バンド〈うどんサイケの帝王〉ことオシリペンペンズ。ZUINOSIN、あふりらんぽ等と一緒に関西ゼロ世代を牽引するサイケデリックロックバンド。破壊的かつ独創性あふれたグルーヴと卓越した演奏力、ハイでナンなセンスな言語で聴く者を魅了。三味線ギターと、変拍子ドラム、男前パンタロン石井モタコさんの人間外の変態ボーカルっぷりが素敵である。
<http://www.myspace.com/shitappaoyabun>
2 guiter brothers & 1 ドラ息子 FUCK DIGITAl !!!!!!
共演には大阪アンダーグラウンド・シーンから全国にその名を轟かす奇人石井モタコ率いる唯一無二の3ピース・バンド〈うどんサイケの帝王〉こと『オシリペンペンズ』! この関西ゼロ世代を牽引するサイケデリックロックバンドの破壊的かつ独創性あふれたグルーヴは中毒性がハンパ無い!更には京都よりは「したっぱ親分」も参戦! 前衛と超絶の場外乱闘から生まれた怒濤のブルースを是非!