<http://www.myspace.com/markuspopp>
ドイツはベルリン在住のマーカス・ポップ(Markus Popp)によるソロ・プロジェクト。1993年にAta Takより『Wohnton』でアルバム・デビュー。MILLE PLATEAUXからリリースされた2ndアルバム『systemisch』(1994年)、3rdアルバム『94diskont.』(1995年)によって世界的な評価を獲得する(アメリカではこの2作品以降、現在までThrill Jokceyがライセンスを行っている)。当初はセバスチャン・オシャッツ、フランク・メツガーとの3人組だったが、この2作の制作には2人は殆ど参加していなかった。1997年にはクリストフ・シャルルとの共演盤『dok』、1999年には誰でもオヴァルになれるというソフトウェアと同名のアルバム『ovalprocess』、2001年にエクストリームかつノイジーな『ovalcommers』を発表している。トータス、坂本龍一、ピチカート・ファイヴ他のリミックスも手掛けている。
才能をcommune disc等優良レーベルからの多数作品リリースがものがたるドローン系インプロユニットcurtain of cardsこと大堀秀一氏と、サイレンスサイエンティストPsysExにしてshrine.jp主宰、糸魚健一氏によるラップトップディオ、attic planを発展させたユニット。その後、ドラマー荻野真也氏が加入しplanと称号変更。古館健氏が映像、インスタレーション、イベントのオーガナイズなど様々な形態で活動を行なうekranが加わり、インタラクティヴ映像を有意義に用いる電子音響のインプロヴィゼーションユニットplan+e(プレーン)となりパフォーマンスを行っている。静寂のなかのドラマ。偶発とチェインリアクション。ワイヤレスアクセス=リンキングテレパシー。新たにマルチチャンネルアルゴリズムを開発、具体化に成功。自在に操られるフェイズコントロールパフォーマンスは圧巻。今回は映像に古館健氏の代役でkezzardrixこと神田竜氏が参加
<http://www.myspace.com/tatsuyashimada>
<http://www.nightcruising.jp/>
エレクトロニカを中心に構成されたラウンジセットから、テックハウスやミニマルテクノで構成されたダンスセットまで幅広く柔軟にプレイする。京都club metroでPsysExが主宰する「patchware on demand」、同じく京都club metroで平日の開催ながら異常な盛り上がりを見せているテクノパーティ「UNDERMINE」にレギュラーDJとして活動中。2008年にはraster-noton京都公演、2009年にはFENNESZ Japan Tour 京都公演、涼音堂茶舗electronic eveningにDJとして参加。また、主に京都CAFE INDEPENDANTS(カフェ・アンデパンダン)にて展開されているイベント「night cruising(ナイトクルージング)」を主宰。ゲストにも招いたAmetsubやausら日本のエレクトロニカシーンを牽引しているアーティストとの交流に加え、地元京都を中心に活動している若手新鋭アーティストとの共演、新たなコラボレーションをこれまでのイベントにおいて実現させている。
ここから電子音楽の世界にどっぷりと入り込んだ音楽ファンの何と多い事か!このシーンの扉を大きく開いた伝説のアーティスト『オヴァル』が約10年振りの新作を引っ提げて奇跡の復活!!'90年代中盤、CDに傷をつけ音飛びを発生させたCDスキップを使用したエポック・メイキングな実験電子音響作品を世に送り出し、"グリッチ"、"クリック・アンド・カッツ"というジャンルを創り出し、エレクトロニック・ミュージックの新たな可能性を提示して世界中にフォロワーを増殖させたオヴァルことマーカス・ポップ。彼の登場後の世界は「オヴァル以降」と形容され、その衝撃は"音楽の価値を変換させた"と言われ、既存の音楽に対してのオルタナティヴで有り続けた方法論は、「誰もがオヴァルになれる」という挑発的コンセプトを掲げて発表されたソフトウェア『oavlprocess』などの革命的な作品に昇華された。その後、自らが生み出したラップトップ・ミュージックの隆盛に嫌気がさし、遂には音楽業界からも引退してしまったマーカス・ポップが、オヴァル名義としては2001年の『ovalcommers』以来となる全76曲収録の2枚組新作『o』とともに突如シーンへ帰還!!即完売となった先行シングル『Oh』でも予告されていた新しい「オヴァル・サウンド」はあまりに衝撃的でエモーショナル!マーカス自身がギターやドラムをはじめ全ての楽器を演奏し、「以前とは真逆の方法で音作りをした」と語る新作は、全くもって新しい音の生成過程であり、聴いてほんの数秒で「新しい」と思える程の独創的な世界が広がっている! やはりオヴァルの音楽そのものに挑戦を突きつける姿勢は微塵も揺るがない!
さぁ今宵は9年振りの新作『o』をひっさげ、そしてこれも9年振りとなる来日公演!想い起こせばメトロの「エレクトロニック元年」となった1997年末のオヴァル/マウス・オン・マーズ/ミクロストリア公演の衝撃より13年、またまた、音楽が進化する瞬間に立ち会える歓びと興奮を今から抑える事が出来ません!