DJ HARVEY (Locussolus, LA)

＜https://www.facebook.com/HarveyDJay＞
ハウス、ディスコ、バレアリックのパイオニア、リエディットの帝王。そして、DJとして最も神の領域に近い男と称されるリヴィング・レジェンド、DJ Harvey。

'80年代半ばのロンドンでDJキャリアをスタート。DIYクルー「Tonka Sound System」に属し、レイヴ～ウェアハウス・パーティーでその名を馳せ、”セカンド・サマー・オブ・ラヴ”と呼ばれた'80年代末に頭角を現わす。そして'91年に始めた自身のパーティー「Moist」で、DJとしての評価を決定的なものにする。Moistには、史上最高のクラブとして今も語り継がれているニューヨーク「Paradise Garage」のレジデントで、DJの神として崇められている故Larry Levanも出演。Harveyは、当時イギリス初の巨大クラブとなる「Ministry of Sound」のコンセプトおよびサウンドシステムの設計を担っていたLarryをサポートし、その後同クラブのレジデントも務めた。また、現在もカルトな人気を誇る「Black Cock」レーベルを主宰し、近年のディスコ・リエディットの源流となる歴史的傑作を多数リリース。現在コズミック、ニュー・ディスコ・シーンを牽引しているRub-N-Tug、Idjut Boys、Lindstrom、Prins Thomasなど、彼がこれまでに影響を与えたDJやアーティストの数は計り知れない。
2000年代に入るとアメリカ・ロサンゼルスに移住。国境を越えて熱狂的なパーティー・ロッカーが集う「Harvey Sarcastic Disco」やホノルルの「thirtyninehotel」でレジデントDJとして活躍。レフトフィールドなディスコやバレアリック復権への大きな流れを作った。またDJ以外にも、サーファー、スケーター、バイカーでもあるHarveyは、「Dogtown & Z-Boys」のオリジナル・メンバーとして知られる伝説のスケーターTony Alvaをフィーチャーしたエキシビション・ツアーに同行して、サウンド・トラックも提供している。2010年以降は再び世界ツアーを行い、Gilles Petersonの「Worldwide Festival」やベルリンの「Berghain / Panorama Bar」などに出演。2011年にバルセロナで開催された「Resident Advisor」10周年記念イベント「RA X」には、シークレット・ヘッドライナーとして登場してクラウドを沸かせた。翌2012年には、「RA Podcast」300回目のメモリアル・アーティストとしてフィーチャーされ、極めて貴重なミックスを披露。また同年、Kraftwerkがニューヨークの「MoMA」で8日間に渡って開催したスペシャル・ライヴのイベントに出演し、Beastie BoysのMike Dがロサンゼルスの「Moca」でキュレーションを務めた"Transmission"展にもゲストDJとして参加している。そして、ホームタウンのロンドンで開催された10年ぶりの凱旋パーティーは、チケット発売後わずか1分でソールド・アウトを記録。さらに「Rolling Stone」では、”地球上で最高のDJ”ベスト10にも選ばれた。今年に入ってからは、世界最大級のフェス「Coachella」にも出演。年内には、自身のプロジェクトである「Locussolus」のニュー・アルバムや、よりロック・テイストの強い「Wildest Dreams」名義のアルバムをリリース予定である（後者は、カリフォルニアの伝説的ロングボード・サーファーJoel Tudorがプロデュースするブランド「Kookbox」のムービー・サントラでもある）。
ここ日本では、奇跡の再来日を果たした2010年から3回のジャパンツアーを敢行。延べ35都市/36公演を行い、2万人以上を動員。日本最大級のクラブ系ウェブサイト「clubberia」の"Best News Award"では、前人未到の３年連続第１位を獲得。また、昨年より新たに設けられた"Best Artist Award"でも初代ナンバー１の座に輝いた。