<http://www.phillniblock.com>
<http://www.experimentalintermedia.org>
フィル・ニブロックの重厚で大音量のドローン・ミュージックはティンバーの微分音に満ち、会場内に様々なトーンを生み出す。同時に上映されるフィルム/ビデオでは、働く人々の動作を見つめたものや、時間のなかを浮遊するモノクロの抽象的なイメージが映し出される。フィル・ニブロックは、音楽、フィルム、写真、ビデオ、コンピューターを使うインターメディア・アーティストである。彼のつくる重厚で大音量のドローン・ミュージックはティンバーの微分音に満ち、会場内に様々なトーンを生み出す。同時に上映されるフィルム/ビデオでは、働く人々の動作を見つめたものや、時間のなかを浮遊するモノクロの抽象的なイメージが映し出される。1933年、米国インディアナ州生まれ。60年代半ばから音楽とインターメディア・パフォーマンスの制作活動を行っており、ニューヨーク近代美術館、インスティテュート・オブ・コンテンポラリー・アーツ(ICA)、カールスルーエ・アート・アンド・メディア・センター(ZKM)、ベルリン芸術アカデミー等、世界各地で発表されている。1968年からニューヨークのエクスペリメンタル・インターメディア・ファウンデーション(EI)に所属するアーティストとして活動し、1985年からは同組織のディレクターを務めている。1973年からEIの音楽およびインターメディアのプロデューサー(約1,000のパフォーマンスをプロデュース)、またEIのXI Recordsレーベルのキュレーター。1993年に、ベルギー・ゲントで、アーティスト・イン・レジデンスや同地でのインスタレーションをサポートするEI系の組織、EI v.z.w. Gentの設立に関わる。フィル・ニブロックの音楽作品はXI、Moikai、Touchといったレーベルが扱っている。映像と音楽を納めたDVDはExtremeレーベルから入手可能。
<http://www.thomasankersmit.net>
<http://www.soundcloud.com/weerzin>
Thomas Ankersmit(1979年、オランダ、ライデン生まれ)はベルリンとアムステルダムを拠点として活動するミュージシャン、インスタレーション・アーティスト。アナログ、デジタルの電子機器を使ってライブ電子音響音楽を制作している。2006年からライブとスタジオで、Sergeアナログ・モジュラー・シンセサイザーを主な楽器として使っている。音響反射、耳音響放射、可聴下音、そして極めて指向性の高い「ホロソニック」サウンドといった、物理・心理音響現象が、2000年代からの彼の活動の重要な部分を占めている。アナログ・シンセサイザーを使った作品では、機材を優しく乱用することも特徴としており、シグナルの流れにフィードバックやディスターバンス(攪乱)を与え、重厚だが細密な電子音の群れをつくりだす。Phill Niblock,/フィル・ニブロック、Valerio Tricoli/ヴァレリオ・トリコリ、Kevin Drumm/ケヴィン・ドラムとのコラボレーションが多い。Thomas Ankersmit/トーマス・アンカーシュミットの最初の10年間の活動は、ライブ・パフォーマンスとインスタレーション制作に集中していたが、2010年以降、PAN、Touch、Ash Internationalといったレーベルからも作品をリリースしている。
<http://www.intext.jp/>
<http://www.phonograph.jp/>
2004年に尾崎祐介と見増勇介によって開始されたグループ。2007年より外山央が加わる。アート・プログラムへの参加やデザイン、出版物の制作、音響・映像制作などをおこなう。デザインの特性を用いて他メディアへ接触し、システムの転用や再解釈を目的とする。2012年3月にshrine.jpよりフル・アルバム「fount」をリリース。同年11月にはnight cruisingからのコンピレーション・アルバム「tone」に楽曲提供。展覧会では2012年9月、ドルトムント(ドイツ)にて文字・音・グラフィックスをテーマとした「phono/graph」等に出品。またメンバーそれぞれが美術館や文化施設などを中心とした展覧会企画に、デザイナーとして数多く関わっている。2013年7月にshrine.jpよりセカンド・アルバム『book』をリリース。
ジム・オルークやソニック・ユースに多大な影響を与えてきた孤高のミニマリスト、今年10月に80歳の誕生日を迎える作曲家&映像作家フィル・ニブロックが来日!!ニューヨーク・ミニマル・ミュージック・シーンの重鎮として、ゆるぎない方法論により構成される、折り重なるように鳴り響く重厚なドローン、 それらに呼応するかのように流れる特異な映像群。60年代半ばから音楽、フィルム、写真、ビデオ、コンピューターを使うインターメディア・アーティストとして制作活動を行っており、現在に至るまでの徹底したそのスタイルで世界中の先鋭的なアーティストに影響を与えている御大が待望の来京!!!!更にはフィル・ニブロックとの数々の刺激的なコラボレーションでも注目を集めるサックス/アナログ・シンセサイザーのトーマス・アンカーシュミットも競演。そして地元京都からはアートシーンとミュージックシーンの境界を自在に横断する活動で注目を集めるintextがオープニングゲストで登場。ミニマル・ドローンの第一人者が生み出すイマジネーションが交錯するサウンド&ヴィジュアルの波が体験できる歴史的な夜を、是非目撃して下さい!!