ブリストルのサウンドシステム/パンクロック/ヒップホップ・カルチャーに囲まれながら成長したKahnは、新世代ブリストルサウンドの最前線にいる。ダブ、レゲエ、初期グライム、デジタルダンスホール、UKステッパーズ、そしてBPM140付近で生まれる音楽から影響を受けた彼は、Punch Drunkからデビューした2011年以降、Deepmediの他、数々のレーベルから作品を生み出していく中で、同世代のプロデューサーで最も多様性のある存在として自己を確立してきた。Young Echoの一員としても、自分自身の声と楽器演奏を自らのサウンドに取り込むなど、エレクトロニックミュージックにおける広範な領域を探求している。DJとしてのKahnは、ソロでのセットに加え、盟NeekとのKahn&NeekやGorgon Soundを展開。いずれのセットにおいてもサウンドシステムの伝統にのっとり、ダブプレートと様々なヴァージョンを駆使したプレイを繰り広げている。彼は数々のレーベルや作品に関わっている他、Neekと共にBanduluRecordsを運営している。レーベルを設立した2012年以降、ブリストルのアンダーグラウンドから生まれるダークなインストゥルメンタル・グライムを重量級ヴァイナルに落とし込み、スクリーンプリントによるアートワークを施した限定盤を次々と発表してきている。
Sidewinderのカセット作品を聴き、レコード店Rooted Recordsの常連となり、PeverelistやForsakenらのテストプレスを受け取るなどしながら、10代の多感な時期をブリストルで育ったNeek。2006年には後に高い評価を集めることになるイベントSureskankをスタート。周囲がデータ音源を使って気軽にDJプレイする中、彼はヴァイナルにこだわってDJ活動を続け、そのプレイと山のようなダブプレートは着実に成長を遂げていった。Neekはソロに加えてYoung Echoのメンバーとしても活動しているが、その中でも最もよく知られているのはブリストルのサウンドを進化させ続けているKahnとのコラボレーションだろう。レーベルBandulu Recordsを通じてヴァイナル限定で展開するグライムや、Gorgon Sound名義におけるUKのステッパーズ/ダンスホール/ダブステップに影響を受けたトラックは要注目だ。「Find Jah Way」「Backchat」「Percy」といったスマッシュヒットや、Peng Sound、Hotline Recordingsを含むレーベルからのミックステープなど、Neekは近年発表された多くのアンダーグラウンドの傑作を手掛けている。ダブプレートなどのスペシャルな音源を携えたNeekのプレイは、サウンドシステムでのプレイが一番映える。ぜひ現場で体験を!
サウスロンドン出身のダブステップ・プロデューサーKARMA。物ごころがつく頃からノッティングヒルカーニバルに連れられ、サウンドシステムカルチャーに触れながら幼初期時代を過ごす。15歳の頃学校で使っていたコンピュータでヒップホップやグライムを創り始める。最初にダブステップという音に惹かれ始めたのはFWDというイベントがきっかけだ。 それ以来、ベースミュージックの虜になった。そのFWDというイベントでGoth-TradよりVIVEKの紹介を受け、いくつか音源を送った後にVIVEK主催のSYSTEMと契約を交わす。リリースされた12インチ、'HowYaFeel'はMixmagのtuneof the month 、Back to chill など数々のチャートのトップにもなる。本年2015年にはホワイト盤を含む12インチが3枚リリース予定。昨年のジャパンツアーでは大反響を呼び国内のベースミュージックシーンに新たな方向性で一石を投じた。
"ベースミュージックシーン/サウンドシステムカルチャーの最前線を走るKahn & Neek" 待望の初来日!当日はGorgon Sound,Karma共に90分づつの合計3時間のロングセットを予定しています。普段のメトロにサウンドシステム増設で本物のベースミュージックを体感してください!Kahn & Neek"この2人は初期グライムやダンスホールに、パンクやインダストリアルの感覚を注入してアップデート。今回のGorgon Sound名義では、UKスタイルのステッパーズ・レゲエを、ダブプレート文化を忠実に継承しながら展開。