1970年の大阪万博にて、シンセサイザーとコンピューターを組み合わせて演奏されていた「スイッチド・オン・バッハ」を聴き、新しいフィールドに大いなる関心を抱く。
20歳から冨田勲氏のアシスタントとして、当時日本には数台しかなかった“モーグ・シンセサイザー”による音楽制作を経験。独立後もシンセサイザー・ミュージックの可能性を追求し続け、 モーグ・シンセサイザー・プログラマーの第一人者としてポップスからCM音楽まで、様々なジャンルのレコーディングにおいて重要な役割を果たす。1978年~1982年にかけてYMOの作品に参加、ワールド・ツアーを含めたライブにも帯同。
1981年には自身のユニットであるLogic System(ロジック・システム)をスタートさせ、数多くのアルバムをリリース。80年代初頭にリリースした代表作『Logic』、『Venus』、『東方快車』は世界中に熱狂的なファンを生み出し、今なお各方面で高い評価を受けている。
2017年2月、音楽活動45周年を記念した、CD5枚におよぶアンソロジー的なボックス・セット『LOGIC CHRONICLE』をリリース。翌月には第20回文化庁メディア芸術祭「功労賞」を受賞。
2020年、長きにわたり音色にこだわり続けるシンセサイザー・クラフツマンの矜持を詰め込んだ『TECHNASMA』を発表。HMV record shopがリリースした同作のアナログ盤はアメリカのLight In The Attic Recordsより世界流通され大きな話題となる。
2020年4月からは、DJを務めるレギュラー番組「Logic Radio」がα-STATION FM京都にてスタート。全国のシンセ・ファンを巻き込み、現在絶賛オンエア中。
オフィシャルHP www.mttklogic.jp
Photo:©Sukita