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Devendra Banhart デヴェンドラ・バンハート

デヴェンドラ・バンハートは1981年5月30日 、アメリカ、テキサス州ヒューストン生まれの男性シンガー・ソングライター。ベネズエラで育ち、母親の再婚を機にロサンゼルスへと移住する。12歳から曲を書き始め、サン・フランシスコのアートスクールにも通うが、アメリカ国内をはじめパリにも住む経験を持つなど、世界各地を転々とする。2000年頃からLA近郊でライヴ活動を開始し、2002年に1stアルバム『Oh Me Oh My…』をリリース。その後、2004年に『Rejoicing in The Hands』、『Nino Rojo』、2005年に『Cripple Crow』をリリースし、他から影響を受けることのないその美学で、神秘的、伝統的、かつサイケなサウンドを生み出す。カエターノ・ヴェローゾからエルヴィス、ビートルズ、イギリス諸島のフォーク・ミュージック、現在では消滅してしまっている1930年代のフォーク・ミュージックを独自の詩的な視点でフリー・フォーク~サイケデリックなロックとして展開している。様々なオーガニックな音楽スタイルを吸収するその姿はまさにハイブリッドである。シャネルのモデルを務めたこともあるワイルドかつ美麗なルックス、その特異なキャラクターはファッション/カルチャー・シーンでの注目も集めている。2006年のサマーソニックで来日を果たし、ビーチ・ステージでのトリ前を務めその存在感を印象づけた。ベックとの交友関係も有名であり、2007年11月にリリースされた『Smokey Rolls Down Thunder Canyon』には、クリス・ロビンソン(ブラック・クロウズ)、ニック・ヴァレンジ(ザ・ストロークス)、人気俳優:ガエル・ガルシア・ベルナル、伝説的ミュージシャン:ヴァシュティ・バニヤン、リンダ・バーハックスが参加していたことも話題になった。「Carmensita」のPVでは当時のガールフレンドであったナタリー・ポートマンと共演していた。2008年6月にはLA:ハリウッド・ボウルにて行われたジルベルト・ジルのライヴにも出演し、Megapussという別ユニットでもアルバムを発表した。そして2009年、Warner Bros.に移籍し『What Will We Be』をリリース。2013年にはノンサッチに移籍し『MALA』をリリース。2015年にはドイツの出版社から初のアートブック『I Left My Noodle on Ramen Street』を上梓、2016年『Ape in Pink Marble』をリリース。2019年のアルバム『Ma』制作をきっかけに、かねてから親交のあるノア・ジョージソンと共にアンビエント・アルバム『Refuge』を2021年にリリース。

更新日:2022/09/07

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