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04
(水)
Chris Pitsiokos and Otomo Yoshihide Uncanny Mirror Asian Tour 2024@kyoto
出演:
Chris Pitsiokos / alto sax and electronics
大友良英 / turntables and guitar
Guest:
山本精一 / guitar
主催/企画:
F.M.N. Sound Factory
その強烈なスピードと豊かなソノリティで欧米のシーンに衝撃を巻き起こしているアルトサックス奏者クリス・ピッツィオコスが大友良英との最新DUOアルバム「Uncanny Mirror」をひっさげて日本とアジアの十数都市をツアーします。
1990年生まれのクリスは現在33歳。大友とは2017年札幌国際芸術祭での共演を切っ掛けに、これまで世界十数ヵ国で公演を行ってきています。
アルトサックスの比類なき即興演奏のみならず独自のエレクトロニクスを使ったスピード感あふれるマルチホニックとサックスの融合は、従来の即興演奏の枠を遥かに超える独自のものです。一方1959年生まれの大友もまたターンテーブルとギターをメインに、80年代から今日に至るまで獲得してきた彼独自の即興言語を惜しみなく繰り出しつつ、クリスと共に新たな即興世界を生み出して行きます。山本精一とのセッションもある世代を超えた歴史的邂逅!お見逃しなく!
ARTIST INFO
Chris Pitsiokos/クリス・ピッツィオコス
1990生。ニューヨーク/ベルリンを拠点に活動するサックス奏者、作曲家、即興演奏家。ピッツィオコスはジャンルにこだわらないが、大まかに言えば彼の音楽は、ノイズ、即興音楽、実験ジャズ、フリージャズ、ノイズロック、ニューミュージック、ミニマルミュージック、ドローン、アートロックなどの実験主義の傘下にある。ソリストとしては、アルト・サックスでユニークな声を展開している。この楽器のボキャブラリーを拡大することで、感情的で形式的な可能性を倍増させている。リーダーまたは共同リーダーとして30枚以上のアルバムを録音。
バンドリーダーやソリストとして、日本、アメリカ、南米、ヨーロッパでツアーを行っている。2016年にはジョン・ゾーンのクラブ「ザ・ストーン」のレジデントを務め、ゾーンが編集したシリーズ本「Arcana」に寄稿した。2017年はニューヨークのISSUE Project Roomでソロ・コンサートを行い、CP Unitと初めてヨーロッパ・ツアーを行い、ソリストとして日本ツアーを行い、大友良英、Sachiko M、吉田達也、巻上公一、JOJO広重(非常階段)と共演した。2018年は、CPユニットとの2度のヨーロッパ・ツアーや大友良英とのデュオ・ツアーなど、多忙なフェスティバル・ツアーのスケジュールをこなした。
2019年、クリスは初めて南米をツアーし、カナダとアメリカでの21公演のソロ・ツアーを終えた。彼のツアーは、日本の札幌国際芸術祭、ドイツのMoers Festival、ポーランドのJazz Jantar、ペルーのJazz Festival Lima、オーストリアのWels Unlimited Music Festival、フランスのMeteo Mulhouse Festival、スロベニアのJazz Cerknoなど、数あるフェスティバルの中でも主要な国際フェスティバルに参加した。
ピッツィオコスは『サウンド・アメリカン』の編集委員を務め、同誌に寄稿している。
Chris Pitsiokos – Irrational Rhythms and Shifting Poles, video by Carina Khorkhordina
大友良英/otomo yoshihide
ギタリスト/ターンテーブル奏者/作曲家/映画音楽家/プロデューサー
1959年横浜生れ。十代を福島市で過ごす。常に同時進行かつインディペンデントに即興演奏やノイズ的な作品からポップスに至るまで多種多様な音楽をつくり続け、その活動範囲は世界中におよぶ。映画音楽家としても数多くの映像作品の音楽を手がけ、その数は100作品を超える。
2008年YCAMでの展示を切っ掛けに「アンサンブルズ」の名のもとさまざまな人たちとのコラボレーションを軸に展示する音楽作品や特殊形態のコンサートを手がけると同時に、障害のある子どもたちとの音楽ワークショップや一般参加型のプロジェクトにも力をいれ、2011年の東日本大震災を受け福島で様々な領域で活動をする人々とともにプロジェクトFUKUSHIMA!を立ち上げるなど、音楽におさまらない活動でも注目される。
2012年、プロジェクトFUKUSHIMA ! の活動で芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞、2013年には「あまちゃん」の音楽他多岐にわたる活動で東京ドラマアウォード特別賞、レコード大賞作曲賞他数多くの賞を受賞している。
2014年よりアンサンブルズ・アジアのディレクターとしてアジア各国の音楽家のネットワークづくりに奔走。2017年札幌国際芸術祭の芸術監督。2019年NHK大河ドラマ「いだてん」の音楽を担当。また福島市を代表する夏祭り「わらじまつり」改革のディレクターも務めた。
ホームページ:http://otomoyoshihide.com
Photo by Motoaki Uehara
山本精一/Seiichi Yamamoto
兵庫県出身、京都在住
オルタナティヴ・ロックバンド「BOREDOMS」、アブストラクト・ロック実験室「想い出波止場」、擬似ポップバンド「羅針盤」、コズミック・ダンスユニット「ROVO」、恣意的初期衝動パンクバンド「MOST」、数学的パズルグルーヴ「PARA」他、多数の実験的バンド /ユニットやソロワーク、内外の先鋭的な音楽家とのセッション等で、プレイヤー/ソングライター/コンポーザー/プロデューサーとして、ワールドワイドに活動を展開。
ソロ作品として、「selfy」「クラウン・オブ・ファジーグルーヴ」「ラプソディア」「プレイグラウンド」「CAFE BRAIN」他作品多数。
また、「MIND GAME」(湯浅政明監督)「殺し屋1」(三池崇史監督)「アドレナリン・ドライブ」(矢口史靖監督)などで映画音楽も手がける。