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(土)
Flaschenpost -KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2024 フリンジ「More Experiments」-
出演:
Adachi Tomomi
Julie Semoroz
Ryosuke Kiyasu
Shun Momose
細見和之
ドイツ、ベルリンより実験音楽を中心としたライブパフォーマンスのイベントが「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2024」のフリンジ企画として到来!
2021年以来ドイツのベルリンにおいて、音楽家のみならずパフォーミングアーティスト、詩の朗読、クッキングショーなど多彩なジャンルを盛り込み、独自の舞台芸術の可能性を探している。
今回のFlaschenpost vol.7ではボイスをメインとしたソロの活動の他、シアターとのプロジェクトを展開するなど多彩に活躍するJulie Semoroz をスイスからゲストに迎える。また、サウンドポエトリー、自作電子楽器で類を見ないパフォーマンスやまた作曲家としても一目置かれている足立智美、スネアドラムで多彩な音を奏でながら迫力あるコレオグラフィーで世界中の観客を引き込むRyosuke Kiyasu、ベルリンで着々と実力をつける即興音楽家のShun Momoseを筆頭に前衛的なパフォーマンスの数々を提供する。
KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2024 フリンジ「More Experiments」
https://kyoto-ex.jp/fringe/
ARTIST INFO
Julie Semoroz ジュリー・セモローズ
足立智美 Adachi Tomomi
パフォーマー/作曲家、音響詩人、楽器製作者、視覚芸術家。その多彩なスタイルで知られ、自身の声とエレクトロニクスによる作品、音響詩、即興演奏、現代音楽作品の上演から、サイト・スペシフィックな作曲、器楽作品、技術を持たない人々のための合唱曲などを、テート・モダン、ハンブルガー・バーンホフ美術館、ポンピドゥー・センター、ベルリン・ポエジー・フェスティヴァルなど世界各地で発表している。その作品には自作のインターフェイスから、人工知能、脳波、人工衛星、ツイッター、骨折、超常現象までもが用いられる。2012年DAADベルリン芸術家プログラムによりベルリンに招聘。アルス・エレクトロニカより Award of Distinction を2019年に受賞。世界初の人工知能によるリブレットを用いたオペラ《ロミオがジュリエット》で文化庁芸術祭賞大賞及び佐治敬三賞受賞。国際芸術祭「あいち2022」展示部門、パフォーマンス部門に参加
photo credit
Guillaume Kerhervé/ Maison de la Poésie de Nantes
Ryosuke Kiyasu
Ryosuke Kiyasuは2003年からスネアドラムのソロ奏者として活動し、ドラマーとしては “SETE STAR SEPT” 、 “Kiyasu Orchestra” 、灰野敬二氏のバンド、 “不失者” にドラマーとしても知られている。カナダの “The Endless Blockade” の立ち上げメンバーとしても知られている。
彼のソロ演奏は、イギリス国営放送のBBCニュース、VICEマガジンでも取り上げられ、 2018年のベルリンでの演奏はソーシャルメディアで2300万回以上再生され大きな話題をよんだ。
22年-23年では、世界最大のクラシックパーカッションのフェスティバル”Überschlag Festival”、シューズブランドのドクターマーティン主催の”Dr. Martens Fest 23”、
フィンランドの”Outsider Art Festival”、
チェコの”Alternativa Festival”の出演をし、毎年世界中をまわり、各地で演奏を続けている。
23年のイギリスのエジンバラアートフェスティバルでは、イギリス人監督による彼のスネアドラム演奏のショートムービーがエキシビジョン上映され話題になった。スウェーデンのアパレルブランド”Our Legacy”とのコラボレーションTシャツをリリースしたり、ソロ、バンドを含め200以上の作品を過去にリリースしている。
作品参照 – https://www.discogs.com/artist/4957478-Ryosuke-Kiyasu
Photography by Yunis Tmeizeh
Shun Momose
モモセシュンは、ベルリンを拠点に活動する日本人演奏家、サウンドアーティスト、パフォーマーである。彼のアプローチは、楽器の改造やオーディオシステムの技術的ハックによって可能になる倍音、フィードバックに重点を置いて構成される。室内空間の音響をも作曲要素としてとりいれながらも演劇の背景を持つ彼は、綿密に音を聴く行為や沈黙を以て演者と観客の関係を意識的に探求した即興音楽のパフォーマンスを展開している。
細見和之
京都大学教授、ドイツ思想専門、大阪文学学校校長。20歳のころから思想の研究と詩の創作を二本の柱としてきた。主な詩集に『言葉の岸』(思潮社、神戸ナビール文学賞)、『家族の午後』(澪標、三好達治賞)など。その他の著書に『「戦後」の思想』(白水社、日本独文学会賞)、『「投壜通信」の詩人たち――〈詩の危機〉からホロコーストへ』(岩波書店)など多数。現在、「神戸新聞」に「詩集評」連載中。最近は自分の詩に曲を付け、バンド活動も展開している。