2004(収穫祭)

2004.11.09(Thu)
  • Open/18:30 Start/19:00 Close/20:30
  • 収穫祭 1時限目
    第131回芥川賞受賞記念対談
  • メトロ大學
  • 講師:モブ・ノリオ (第131回芥川賞作家)
    ゲスト:浅田 彰 (批評家,京都大学経済研究所助教授)
世界への憎悪と祖母への愛情を冗舌な文体で鋭く切り込んだこの若き異才は、そのルックス、言動、存在感で何かと物議を醸している。今宵は作家であり、魂のロッカーである氏が、敬愛する批評家の浅田彰氏を迎えての「芥川賞受賞記念対談」が実現!

  • モブ・ノリオ

    1970年11月16日奈良県生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒、同専攻科除籍。営業職、スニーカー倉庫勤務、家庭教師などを経験。世界的なインディペンデント・スカムロック・バンド、ウルトラ・ファッカーズに二年弱在籍、サンプラーとベースを担当(現在は脱退済み)。地元 でボブ・YANMAN(ヤンマン)氏と「ハレホ倶楽部」なる疑似AMラジオディスクジョッキー・カセットを不定期に制作。MCハラスメント・ゴッド氏と、HIPHOPユニット、サウダージを、三年間計画中。 現在無職。2004年、『介護入門』で第98回文學界新人賞、 同作品で第131回芥川賞受賞。


  • 浅田 彰

    1957年、神戸に生まれる。1979年、京都大学経済学部卒業。1981年、 京都大学大学院経済研究科博士課程中退。京都大学人文化学研究所助手を経て、現在、京都大学経済研究所助教授。放送大学客員教授。 1983年、『構造と力』を出版。同書において著者は、構造主義以降の 諸思想による構造主義批判の検討を通じて両者の差異を明晰に位置付ける。 その考察の中心は、ラカン、アルチュセール、ドゥルーズ、ガタリらの仕事に依拠した過剰である人間、つまり単に生きる以上の過剰な欲動を 持つ人間とその人間がつくる社会のダイナミズムをいかにして把握するか、という点にある。しばしば「難解」のレッテルを貼られながらも類書としては異例の十万を超える読者を持つに至る。翌年の『逃走論』で提示した「スキゾ/パラノ」のフレーズとともに紙媒体を中心とする 一部のメディア上で浅田彰現象と呼ばれるブームが生じた。浅田氏は書物を書かないことで知られるが、対談、エッセイ、評論などの形で、哲学・思想史、音楽、芸術、映画、文学、舞踏、建築ほか種々の分野 において批評活動を展開している。雑誌『GS』、『季刊思潮』 『批評空間』(第I, II, III期)など、編集の仕事もある。 立花ハジメが主宰する The End にて「i-critique」を連載中。




2004.11.10(Thu)
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  • 収穫祭 2時限目
    ドキュメンタリー映画 『MAESTRO』
    NYクラブカルチャーの歴史のドキュメント
  • メトロ大學
  • 映画『MAESTRO マエストロ』(!!2003年/1時間27分/アメリカ)
    監督:Josell Ramos
    出演:Larry Levan / David Mnacuso / Frankie Knuckles/ Nicky Siano / Francis Grasso / Francois K./ "Little Louie"Vega / Tony HUmphries/ Danny Tenaglia / Derrick May / Sven Vath/ Dimitri From Paris / Nori / Danny Krivit/ Joe Claussell / Yukihiro Fukutomi / Richard Long / and More Legends!
    公式HP:http://www.nowonmedia.com/MAESTRO/ 
METROもここから始まった.......!?
1970年代ニューヨーククラブカルチャーの礎を築いた伝説の 数々がいま明かされる… ドキュメンタリーフィルム「MAESTRO」(マエストロ)は今日の世界のダンス・ミュージックのルーツとも言える、70'sの貴重な記録である。伝説のクラブ [パラダイス・ガラージ]で、現在のクラブカルチャーの礎を築いたDJラリー・レヴァン、プライベート・パーティ[ロフト]でサイケデリック革命の理想郷を具現化し続けるデヴィッド・マンキューソ、17歳でクラブ[ギャラリー]をオープンし、DJ/リミキサーのパイオニアであるニッキー・シアーノといったニューヨーク・アンダーグラウンド・ダンスシーンの重鎮達に焦点を当て、クラブカルチャーの起源、精神、 そして発展の歴史を21世紀に伝える究極のドキュメンタリー作品である。



2004.11.17(Wed)
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  • 収穫祭 3時限目
    プロプロセックスvol.3/ 社会心理学編、快楽の原理
  • メトロ大學
  • 講師:ブブ・ド・ラ・マドレーヌ (パフォーマー/SEXワーカー)
ドラッグクイーンにしてパフォーマー、そしてプロのセックスワーカー であるブブ.ド.ラマドレーヌさんによるセックスコンサルティング&講座。 セックス概論から技術に至るまで“手練”ブブ氏が懇切丁寧にその奥深い 理論と奥義を教授至します。今回のテーマは“快楽”。健康と権力、幻想 の3つのキーワードからセックスに於ける快楽について検証、考察する。



2004.11.20(Sat)
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  • 収穫祭 4時限目
    パフォーマンス公演『scherzo-スケルツォ-』
  • メトロ大學
  • パフォ-マンス公演:scherzo-スケルツォ-
    アイディア・スピーチ:加賀城匡貴
    音楽:加賀城史典
    アクセント:吉川聡志/ルドルフライフ/ 森脇俊文/上野大作 他
    オープニング・ムービー:志賀匠
地元、札幌が発火点となり、先の東京公演では大動員を記録した、新たなる笑い=「scherzo(スケルツォ)」。スケルツォは 映像 × スピーチ × 音楽 のステージ。蛍光灯、ふすま、インターフォン、 駐車場、野球のマウンド、他多数。テンポの良い映像とスピーチで 『あらぬ使い方』を披露。シンプルな映像構成、淡々と語るスピーチ、クロスオーバーな音楽が生み出す、不思議な“笑い”。 バカ、オシャレ、まじめ、サウダージ(郷愁)、日常をくすぐる“別の視点”! <スケルツォ in メトロ大學>どうぞおでかけください。

  • 加賀城 匡貴 Masaki ” Masa ” Kagajo

    スケルツォのアイデア。ステージではスピーチ。 北海道生まれ。『英国 <The Arts Institute at Bournemouth : BA (Hons) Film > 中退』 好きな笑い:中学時代、吉田戦車。高校時代、板尾創路。20代前半、フィリップ・スタルク。 学生時代に、お笑いに興味を持ったのをきっかけに「人を笑わせるための表現」を模索する。 99年より、映像・スピーチ・音楽によるステージ活動を開始。 以後、ポスター等の紙媒体を含め、作品発表はすべて「scherzo(スケルツォ)」という ブランド名義で行っている。 最近はプロスキーヤーの「グリーンランド冒険報告」、家具デザイナーとのステージデザイン、 元・外務官僚との対談、英国のジャズファンクバンドの演奏など、違う分野のアーティストを、 取り入れたステージ演出も注目されている。


  • 加賀城 史典 Fuminori Kagajo

    96年よりDJを始める。札幌を拠点に日本国内、イギリスにてDJ活動を行い、クラブのみならず カフェ、バー、ファッションショーなど幅広く活動する。また、京都でも「Jaz'Tsukion」、「ADAM」など メトロのレギュラーイベントにもDJとしてゲスト出演している。 scherzoでは音楽を担当し、ステージで使われる楽曲全てを自ら制作している。




2004.11.23(Tue)
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  • 収穫祭 5時限目
    アート・リンゼイTALK SHOW
  • メトロ大學
  • 講師:ARTO LINDSAY
    ナビゲーター:前田圭蔵 (カンバセーション)
NY前衛音楽シーンの最重要人物であり、ブラジリアンミュージック界の名プロデューサーであり、日本ミュージックシーンの黒幕であり、ポップ・ミュージシャンであり、ノイズ・ギタリストであり、オーディオ・プロヴォケーターであり、サウンド・インスタレーション・アーティストであり、NY現代アートシーンの生き証人であり....どんな肩書をも超越してしまうARTO LINDSAY 。この永遠の漂泊者の創り出す[ARTO LINDSAY]という名のアートの源泉を辿る旅。



2004.11.24(Wed)
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  • 収穫祭 6時限目
    菊地成孔講演/ 受胎のラーガ・拷問のラーガ
  • メトロ大學
  • 講師:菊地成孔 (DCPRG,菊地成孔クインテット・ライヴダブ/ 東京ザヴィヌルバッハ/ SPANK HAPPY)
DCPRG、菊地成孔クインテット・ライヴダブ、SPANK HAPPY、 東京ザヴィヌルバッハ等、多彩な活動で音楽シーンの最先端を 疾走する異能の音楽家、菊地成孔。五感を刺激する饒舌な文体で、エッセイストとしても他の追随を許さぬ圧倒的才能を発揮。 音楽の、文学の、映画の、セックスの、料理の、言語学の、 精神分析の、格闘技の、愛と憎しみと生と死の、憂鬱と官能にまみれたアマルガム。