幼少期より長く過ごしたブラジルで自身の環境を取り囲む音楽を吸収し、実験音楽とポップスを精巧に融合した音楽を生み出すアート。70年代後半にダウンタウン・ニューヨークで結成した前衛バンド「DNA」はニューヨークのみならず世界中の実験音楽シーンに多大な影響をもたらし、ブライアン・イーノプロデュースによるコンピレーションアルバム「No New York」のリリースを機にノーウェーブのムーブメントを代表するバンドとなった。DNA解散後はサクソフォーン奏者ジョン・ルーリー率いるジャズバンド「The Lounge Lizards」に参加し、またキーボード奏者ピーター・シェラーと「Ambitious Lovers」を結成し、徐々に自身のルーツでもあるブラジル音楽の要素を取り入れ始める。80年代後半からはカエターノ・ヴェローゾ、ガル・コスタ、トム・ゼなどトロピカリアを代表するアーティストのプロデュースも手掛け、日本においても坂本龍一、コーネリアス、テイ・トウワなどアーティスとの共同作曲を発表。「The Subtle Body」を筆頭に、90年代に入ってからは計6枚のオリジナル・ソロアルバムを発表。またニューヨークのアートシーンにも常に深い関わりがあり、ジャン=ミシェル・バスキア主演の映画「Downtown 81」への出演を始め、現在に至るまでデヴィッド・バーン、マシュー・バーニー、リクリット・ティラバーニャ、ローリー・アンダーソン、ヴィト・アコンチ、アニマルコレクティブなど数多くのアーティストとのコラボレーションを行っている。
2013年日野浩志郎を中心に結成。ギター、サックス、ベース、ドラム。12音階を極力使わず、主に発音させる際に生じるノイズ、ミュート音などから楽曲を制作。綿密に組み立てられたサウンドの執拗な反復から生まれるトランスは、都会(クラブ)的であると同時に民族的。2013年HEADZより1stアルバム『NEW GAMES』をリリース。
フルアルバム2タイトル、7inchレコード2タイトル、そして本年7月にミニ・アルバムをリリース。
昨年以降、海外のインディー・ミュージックを国内に輩出し続け支持を受けるレコードショップFLAKE RECORDS主宰の"FLAKE SOUNDS"からリリースを続けロック/ポップ・ミュージックにコネクトする一方、ボーカルの鬼塚は自身がギタリストとして参加するパンク・バンド"FLUID"の3rdアルバムをハードコアの名門"less than TV"より、ソロ・アルバムをエクスペリメンタル/エレクトロニカ・レーベル"shrine.jp"よりリリース。メンバーで唯一東京在住でバンドのドラマーの星はソロ・バンド・プロジェクト"WOZNIAK"の2ndアルバムをオルタナティブファンク/ダンスミュージック・レーベル"catune"よりリリースする等、メンバーの活動/音楽性は多岐にわたる。
アヴァンギャルドでありながらポップ、破壊的でありながら官能的...今なおワン&オンリーの音楽性に磨きをかけ続ける異才ギタリスト「アート・リンゼイ」がキャリア初となるソロ・ベストアルバム『Encyclopedia of Arto Lindsay』(アート・リンゼイ百科事典)を引提げ、10年振りとなるバンド編成で来日!
NYが一番前衛的で尖った時代であった[NO WAVE]ムーブメントを代表するバンド「DNA」、そのシーンの象徴であるブライアン・イーノがプロデュースした伝説作『No New York』で鮮烈に登場したARTO LINDSAY。ノ-チュ-ニング・ギターをかき鳴らし、様々な実験的サウンドを生み出し、そのインパクトから多くのフォロワ-を生み出した。80年代を通して、マンハッタンのダウンタウンで重要人物となった彼はジョン・ルーリー率いる「ラウンジ・リザ-ズ」への参加、ローリー・アンダーソン、デビット・バーンのプロデュ-ス、ジョン・ゾーンとのコラボレートとNY一派のアーティストの中心的役割を果たし、また「Ambitious Lovers」では自身のルーツでもあるブラジル音楽の要素を取り入れ始め、80年代後半からはブラジルの至宝カエターノ・ヴェローゾや、ガル・コスタ、トム・ゼなどトロピカリアを代表するアーティストのプロデュースも手掛け、また日本においても坂本龍一、コーネリアス、テイ・トウワらとコラボレート、前回の来日時には、DCPRG、相対性理論、大友良英らと共演を果たした。90年代に入ってからは計6枚のオリジナル・ソロアルバムを発表、サンバやボサノバといったブラジリアン・ミュージックをベースに、彼本来の先進性、実験性が高次元に融合された、儚くも奇跡的に美しい作品として、ここ日本でもヒットセールスを記録した。更にはサウンド・アートの分野でも活躍し、インスタレーション・アーティストでもある彼は、NY現代アートシーンの生き証人としてジャン=ミシェル・バスキア主演の映画「Downtown 81」への出演を始め、現在に至るまでデヴィッド・バーン、マシュー・バーニー、ローリー・アンダーソン、ヴィト・アコンチ、アニマルコレクティブなど数多くのアーティストとのコラボレーション、ダンス/シアター作品の楽曲制作など、その創造の源泉は尽きる事は無い。
NYの先鋭性と、ブラジルの郷愁[サウダージ]を自在に行き来し、その毒性でもって聴く者の胸の奥を静かに掻き乱すする唯一無二なアート・リンゼイの音世界。今回は「ARTO LINDSAY BAND」として、彼本来のアバンギャルドでエクスペリメンタルでエロティックなLIVEパフォーマンスとなる。意識を覚醒させ、変容させ、 高揚させ、拡張させる、最高峰のサウンド=アートが未知の体験に誘います!