<http://www.soundsresearch.com>
日本とアジア(ASEAN地域)において、音を中心とした新しい表現や実験を紹介しあうリサーチを重ね、音楽と美術両方の特徴を生かし、その「あいだ」にある未知なる表現を発見し生み出してゆくリサーチプロジェクト。国際交流基金アジアセンター主催 "ENSEMBLES ASIA" の3つの活動の1つ。現地の人々、場所と共に、新たな表現を丁寧に追求していき、その過程や議論をアーカイブ化する事を指針としています。2014年からマレーシア/ペナン島にてリサーチを重ね、2015年6月、第1回企画展覧会 “OPEN GATE” を同地にて開催。同年11月マレーシア/クアラルンプール、カンボジア/プノンペン、シェムリアップにて第2期リサーチを実施。
テスト用の信号音 ( サインウェーブ ) を使った電子楽器を演奏し世界的に活躍する
即興音楽家。2003 年アルスエレクトロニカ・ゴールデンニカ賞受賞。サウンドインスタレーショ ン作品発表、写真集出版など活動が多岐にわたる中、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」劇中歌の作曲に参加。大友良英と共に手がけた「潮騒のメモリー」で第55回日本レコー ド大賞作曲賞受賞。以降ドラマの劇中歌を中心に作曲活動を開始、NHKドラマ「トットてれび」の劇伴音楽などを担当。2014年国際交流基金 Asia Center, ENSEMBLES ASIAプロジェクト "Asian Sounds Research" プロジェクトディレクターに就任。2015年6月マレーシアペナン島にて「OPEN GATE ~ 動き続ける展覧会」のキュレーション&ディレクションを行い、「音楽」と「美術」の間に切れ込む新たな形の発表を試み続けている。
<http://www.realtokyo.co.jp>
<http://realkyoto.jp>
1955年、東京生まれ。カルチャーウェブマガジン『REALTOKYO』及び『REALKYOTO』発行人兼編集長。京都造形芸術大学学術研究センター客員研究員。89年、新潮社で文化情報誌『03 TOKYO Calling』の創刊に副編集長として携わり、同社退社後はCD-ROMブック『マルチメディア歌舞伎』インターネットエキスポ日本テーマ館『Sensorium』、愛知万博テーマ普及誌『くくのち』、ウェブマガジン『先見日記』のエディトリアルディレクター、現代アート雑誌『ART iT』創刊編集長などを歴任した。『百年の愚行』編集統括。あいちトリエンナーレ2013のパフォーミングアーツ統括プロデューサーも担当した。2014年12月、『続・百年の愚行』を刊行(編著)。
昨年6月にマレーシア、ペナン島で開催された「OPEN GATE」はAsian Sounds Research 主催による音楽と美術の境界線を越えるべく開催された新しい形の展覧会である。美術作家が期間中作品を毎日更新し続ける中、音楽家によるコンサート、美術家による音を扱ったパフォーマンス、トークセッションなどを行い様々な方面へのアプローチを3週間に及び行った。展覧会そのものが長い1つの楽曲のようにも感じられた~動き続ける展覧会「OPEN GATE」は音楽界、美術界双方に様々な疑問を問いかけた。果たしてこのような形の展覧会はどのように記録していばいいのだろうか?そもそもアーカイブとはなにか?アートアーカイブについて、Asain Sounds Reseacrh プロジェクトディレクターのSachiko Mと編集者/アートプロデューサーの小崎哲哉の対話から考えます。