1957年兵庫県神戸市生まれ。1979年京都大学経済学部卒業。1981年より京都大学人文科学研究所助手、1989年より京都大学経済研究所助(准)教授。1983年『構造と力』(勁草書房)を発表し、翌年の『逃走論』(筑摩書房)で提示した「スキゾ/パラノ」のパラダイムとともに「浅田彰現象」とも呼ばれる「ニューアカデミズム・ブーム」を生んだ。その後、哲学・思想史のみならず、美術、建築、音楽、舞踊、映画、文学ほか多種多様な分野において批評活動を展開。著書に『構造と力』、『逃走論』のほか、『ヘルメスの音楽』(筑摩書房)、『映画の世紀末』(新潮社)、『20世紀文化の臨界』(青土社)など。『GS』、『批評空間』、『インターコミュニケーション』などの編集委員を務めた。
1961年大阪生まれ。1991年よりダムタイプで活動しダムタイプのパフォーマンス《S/N》(1994年初演)に出演。その後、ソロまたは国内外のアーティストと共同で、映像、パフォーマンスなどの制作、文章の執筆を行う。同時にHIV/エイズと共に生きる人やセックスワーカー、セクシュアルマイノリティや女性の健康や人権についての市民運動に携わる。2013年よりヘイトスピーチに抗議するカウンター活動に参加。毎月第四金曜には京都クラブメトロにてドラァグクイーンとして時々出演中(※現在はリハビリ中)。
1957 年神戸生まれ、1980年京都市立芸術大学卒業。1986年、河原町今出川<清和テナントハウス>にヴォイスギャラリー(現MATSUO MEGUMI +VOICE GALLERY pfs/w)開業。1987~2005年、同ビル内にダムタイプのオフィスがあった。1990年初めより、京都市の文化振興事業や京都芸術センター設立に関わる。1995年ACC日米芸術交流プログラム・セゾン文化財団奨学生としてアメリカンの非営利芸術活動や施設を視察。展覧会企画やアートフェア「超京都」の事務局。芸術系大学でアートマネジメントや芸術活動や政策の紹介などの講義。
京都を拠点にその先駆性が世界のアートシーンに大きな影響を与えた、マルチメディア・アーティスト・グループ「ダムタイプ」の活動を改めて捉えなおし、ダムタイプが現代のアーティストに与えた影響と、アーティスト・グループやアーティスト・コレクティブといったジャンルを超えたアーティストによる協同の可能性を考察する企画として、ダムタイプの中心メンバーでもあった故・古橋悌二の代表作《LOVERS-永遠の恋人たち》が、このほど京都芸術センターで7月9日から7月24日まで、京都市立芸術大学芸術資源研究センターと京都芸術センターとの共同企画として展示されます。高谷史郎を中心とするダムタイプのメンバーの協力のもと修復を進めてきた本作品、同じく今月末にはニューヨーク近代美術館[MoMA](7月30日〜)での公開も予定されている本展の京都公開を祝した関連企画として、オープン当初より所縁の深い京都Club METROにて、二夜連続ダムタイプ作品上映会を開催します。
7月18日(月・祝)の第一夜では、ダムタイプ初期の代表作『S/N』を始め、『memorandum』、『pH』を上映。更にダムタイプとは由縁の深い浅田彰さんをモデレーターに、BuBu de la Madeleineさん、VOICE GALLERY 松尾惠さんとのゲストトークもあり。常に世界に衝撃を与えてきたダムタイプのパフォーマンスの世界をMETROのサウンドシステムでお楽しみ下さい。
※満席の為、受付終了しました。何卒ご了承下さいませ。