1955年、東京生まれ。カルチャーウェブマガジン『REALTOKYO』及び『REALKYOTO』発行人兼編集長。京都造形芸術大学学術研究センター客員研究員。89年、新潮社で文化情報誌『03 TOKYO Calling』の創刊に副編集長として携わり、同社退社後はCD-ROMブック『マルチメディア歌舞伎』、インターネットエキスポ日本テーマ館『Sensorium』、愛知万博テーマ普及誌『くくのち』、ウェブマガジン『先見日記』のエディトリアルディレクター、現代アート雑誌『ART iT』創刊編集長などを歴任した。『百年の愚行』編集統括。あいちトリエンナーレ2013のパフォーミングアーツ統括プロデューサーも担当した。2014年12月、『続・百年の愚行』を刊行(編著)。
ダムタイプのメンバー。ミサコ(画家)、マミ(音楽家)、スナッチ(舞踊家)の3人、1990年パフォーマンス作品 [ pH ] で出会う。ダムタイプツアー中の1992年、マドリッドのスーパーマーケットのSALEワゴンから[ OK ] と印刷された水着を発掘、OK GIRLS を発足。路上、クラブ、TV など 声がかかればホイホイ襲撃。「これ、変じゃない?」というツボに、ボケと突っ込みを入れるパフォーマンスを展開。古橋のHIV感染カムアウトを機に、"ヒューマン・リブ” を掲げ、"文化のウンコ” を旗印に、国際HIV / AIDS 会議や、Safer Sex benefit partyでのショウイング、更に、現代美術界隈でのパフォーマンスを繰り広げ、90年代を盛り上げた。
1972年、東京生まれ。小説家。著書に『コップとコッペパンとペン』『星座から見た地球』『一一一一一』など。第5回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。『REALKYOTO』で、ブログを連載中。
京都を拠点にその先駆性が世界のアートシーンに大きな影響を与えた、マルチメディア・アーティスト・グループ「ダムタイプ」の活動を改めて捉えなおし、ダムタイプが現代のアーティストに与えた影響と、アーティスト・グループやアーティスト・コレクティブといったジャンルを超えたアーティストによる協同の可能性を考察する企画として、ダムタイプの中心メンバーでもあった故・古橋悌二の代表作《LOVERS-永遠の恋人たち》が、このほど京都芸術センターで7月9日から7月24日まで、京都市立芸術大学芸術資源研究センターと京都芸術センターとの共同企画として展示されます。高谷史郎を中心とするダムタイプのメンバーの協力のもと修復を進めてきた本作品、同じく今月末にはニューヨーク近代美術館[MoMA](7月30日〜)での公開も予定されている本展の京都公開を祝した関連企画として、オープン当初より所縁の深い京都Club METROにて、二夜連続ダムタイプ作品上映会を開催します。
7月19日(火)の第二夜は『voyage』、『OR』、そして『S/N』を上映。REALKYOTO/REALKYOTOを主宰するアートジャーナリスト小崎哲哉さんをモデレーターに、ダムタイプのメンバーとして活躍したOK GIRLS、そしてダムタイプへの論評等でもお馴染みの小説家の福永信さんとのゲストトークもあり。常に世界に衝撃を与えてきたダムタイプのパフォーマンスの世界をMETROのサウンドシステムでお楽しみ下さい。
※満席の為、受付終了しました。何卒ご了承下さいませ。